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リスクの考え方を変えると新しい投資が見える
福禄寿 :ところで、宝船の相談をみていると、許容できるリスクって、大体みんな5%ぐらいでしょう。10%と言う人はあんまりいない。でも5%の許容リスクだと、リターンは知れていて、元本保証のものしかご紹介できないですよ。
恵比寿 :おそらく元本のブレっていう言葉を十分に理解できている人がすごく少ないじゃないかって思う。
例えば5%は、どのくらいのブレを意識しておられるのかなっていうこと自体が、わからないんじゃないかな。
多少乱暴かもしれないけれども、短期的でとれる元本リスクっていうのはこのくらいだから、バランスシートを作り変えたりキャッシュフローを組み替えてあげるような相談の場合、もう少しリスクをとってもいいということを気づかれたらいかがですかっていうケースもあるわけよ。

▲福禄寿(鷲見さん)
福禄寿 :宝船に質問される方のリスクに対する認識っていうのは、変動幅ではなくて、損するのがリスクっていう発想で多分とらえてらっしゃると思います。
大黒天 :質問を見ていると、元本のリスクは変動するものだと思ってないんじゃないかっていう気がするんです。
例えば定期預金なら、一年後には幾ら戻ってくると出るでしょう。リスクは減ったら減ったきりという感覚なのではないかと感じる時があります。
布袋尊 :元本割れ許容度5%といっている人は、例えば10年後に5%減って、返ってきてもいいととらえられている気がするんですよ、一時的に5%を許容できるということではなくて。
寿老人 :リスク許容範囲っていうのは、普通は年間で考えるんじゃないの。
恵比寿 :僕自身は年間の中の、瞬間リスクととらえているんだけど。
福禄寿 :今、100万円入れて、5%の許容範囲で、一瞬90万まで減って、その1年後に105万になってたとしても、一瞬、90万になったことが、多分、駄目なんでしょうね。
布袋尊 :だけど最終的には、そういうとり方もあるんだということを言わないと。
福禄寿 :そういうのも中にコメントとかを入れていかないといけないね。
毘沙門天:例えば、投資し始めてから何年以内の最大の評価損が、実現損じゃなくて、評価損がどのぐらいまでオッケーみたいな。
恵比寿 :でも評価損をちゃんと説明してくれないと投資家としては困るんだよ。
寿老人 :でも投資信託なら、買った瞬間でも3%の手数料分減っているんだよね。
弁財天 :そうそう、買ったところで。
布袋尊 :リスク許容5%のうち3%手数料でもっていかれ、残り2%だと、実際問題運用は不可能でしょう。
福禄寿 :最近はパンフレットの手数料の文字もちょっと大きくなりましたが、それが多分、損をするリスク5%の中に入ってるっていうことが実感としてわからないんです。
だって、大半の日本人は投資の勉強しないままに世の中に出てしまっているわけだからね。給料の振り込みは指定された銀行に入れられて、天引きで社内預金されたりが当たり前で来てる、投資教育のない民族なわけだから。
大黒天 :私の場合は、リスクをブレという言葉で一貫して…。
布袋尊 :それは専門的だな。ブレの大きさというと、何か標準偏差の表記のようだよ。どれくらいブレるかという。
福禄寿 :一般的には損が幾らっていう感じですよね。
寿老人 :そうなんですよ。はじめから、リスクをブレですよって言ったら、わかるかなって。
リスクというのは、瞬間最大損失率であるという言葉をつくっちゃえばいいわけでしょう。
毘沙門天:今の金融情勢では、何に投資してもうまくいかないわけ。
何をやってもよくないっていうような状況の中でも、こういう組み合わせしたら、大体このぐらいの最大損失ですんだといった、いわゆる、分散投資の効果というものを、経験できると僕は思った。

▲布袋尊(村上さん)
布袋尊 :たしかに株の比率を抑えている方はリスクが10%で収まったって言うんです。
その代わり、上昇率が半分になったと。やっぱり肌身に感じてほしい。
大きなお金だと、肌身で感じる前に死んじゃうから(笑)。
それこそ1万とか2万の積み立てやっていって…。
寿老人 :また積み立てか(笑)。
布袋尊 :1万円が8500円、7500円になっちゃったみたいな話になるじゃないですか。そうすると、将来とるリターンを10%以上の年率でとろうとすると、2,30%のリスクをとらなきゃ駄目だと実感できるんです。
瞬間損失率を覚悟してもらわないと、っていうのが肌身に感じさせる金融の担い手だっていうことがあるんですよね。
寿老人 :実際そうだよ。リターンとリスクの関係は、3分の1か、2.5分の1ぐらいの感じで動いてるから。
恵比寿 :へこむ時が2,30%ないと、リターンが多くは望めないということがみんなにわかると、もう少しまた違うアドバイスもできるよね。
毘沙門天:でも質問で10万円を10倍にする方法教えてくれというのは困るね。
寿老人 :一攫千金したいからといっても、やっぱりギャンブルはね…。
大黒天 :資産運用をギャンブルにされちゃ困るんだけどね。
恵比寿 :資産運用で啓蒙しなくちゃいけないのは、資産運用で一攫千金を狙うのは間違いだということ。
ライブドアは悪いことをしちゃったから駄目だけど、一攫千金を狙うんだったらライブドアのように事業を起こして、それで成功するのが一番儲かるんだということを、もっと知ってほしいね。起業は大きなリスクをとっているわけだから、大きなリターンが期待できるわけだよ
寿老人 :投資ブームというか、去年インドまで行って口座を作るのが流行したね。
旅費などを考えたら、そんなことをやらないで普通に貯金しておけばいい(笑)。
大黒天 :今ブームなんだね。そういうツアーは。ドバイに行くとか。
福禄寿 :結果天井を買って現在は損してるわけで。
毘沙門天:今は、ベトナムだそうですね。
寿老人 :金融口座を作る専門の旅行会社をつくろうかと思ったよ(笑)。
恵比寿 :このブームがしぼんで、みんなが投げ終わったころに、ベトナム株を買っておけば、儲かるんですよ、多分。
毘沙門天:ベトナムで思い出したけど、メディアなんかがやっぱりおかしいよね。夕刊紙の見出しで
「ローリスク・ハイリターン、ベトナム株」(笑)。そういうコーナーがあるからね。
恵比寿 :あれはベトナム株自体が悪いんじゃなくて、ともかくメディアの節操のなさだよ。
大黒天 :射幸心だけをあおってるよね。
お客さんから、朝、みのもんたがテレビで日本株が一万円ぐらいまで下がるって言ってたけど、下がるのかと電話がかかってきました。
寿老人 :困るよね。ああいうの。
布袋尊 :以前、電車の吊り広告に「サルでも儲かる外国為替証拠金取引」とか出て、これはちょっとまずいなって思いました。
マスコミが勝手にいろいろあおるのは困りますね。
毘沙門天:記事を書いてる連中は、たいした知識もなく、受け売りを書くわけだよ。いかにも自分が勉強したような振りをして書くけど、専門家が読むと「ばかか、こいつ」っていうのを。
寿老人 :夕刊紙や週刊誌の記者は素人に近い知識しかないんだと思っているけれど、一部ではあるが専門誌の記者も素人みたいだよね。
恵比寿 :私はずっと前から思ってましたけれど!
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